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新 窓をあけて九州
2020. 8. 30 放映
RKK熊本放送制作
ACT. 10
ドローイング
Drawing.
2021. 7. 20
Production:櫻井栄一 Sakurai Eiichi
Clothing production:櫻井貴容子 Sakurai Kiyoko
 

モヒカンポシェットの10幕目のイメージ映像です。
モヒカンポシェット初となる、春夏と秋冬コレクションのテーマが共通となります。
ドローイング
センヲ、サガス。
ドローイングとは絵画の種類のひとつです。
線だけで描かれた絵画を、ドローイングと呼びます。
デザイナーは、トルソに布をあてて、自分にしか見えない、服になるライン(線)を探します。
センヲ、サガス。
Aラインなのか、もっと新しいラインなのか。常に線と向き合うのがモヒカンポシェットの日常です。
そこから生み出された服作品から、新たに絵画のドローイングが生み出されて行きます。
さらにそのドローイングから、新たな服のラインが見つかって行きます。
その2つの線の交錯する結節点と、服作品をお召しになる方とがさらに合わさり、唯一無二の存在になること。
世界にたったひとつの服。
モヒカンポシェットはこれからも、未来に出会う誰かの宝物を創り続けて参ります。

ACT.9
【マド】
Window
2019.10.14
Production:櫻井栄一 Sakurai Eiichi
Poetry reading:櫻井貴容子 Sakurai Kiyoko
 
初めて紅を さした頃
ショーウインドー越しの お買い物
窓の向こうに 欲しい物はなく
為す術もなく 窓から離れた 
 
道行く人々は 楽し気に見えて
私は一人 家路を急ぐ
物が溢れ返った この世界に
どこにもない物を 欲しがる私
 
 最初に作った ダンボールのポシェット
これからは 学校へのお供だね
世界にたったひとつの宝物
「それいいね」と言ってくれた 貴女がそこにいた
 
私にできることが ある事を知った
私がやるのは これだと知った
 
それから幾星霜 経ったことか
ショーウインドーの向こうは 煉獄
 

誰かの時間を 搾取したものと
貧富の格差を 正義としたものと
世界はそれを 運命として許すのか
 
私にできることが ある事を知った
私がやるのは これだと知った
 
ショーウインドーの 向こうへ行くんだ
私の一針で 世界を変えられるのか
未来に出会う誰かの宝物
窓の向こうで 貴女を待っている
 
貴女がくれた 未来だから
貴女の為に つくりたいんだ
 
幾多のブランドが 膨大に量産してる
流行は時代を 飽きずに繰り返す
横並びでいろと 誰かが叫んでる
 

そんな世界で 生きている私
マドのこちらで 貴女を待っている
 
私にできることはこれなんだ
私がやるのは これなんだ
 
貴女がくれた 未来だから
貴女の為に つくりたいんだ
 
 
 ACT.8
レースマニア
Lace Mania
 2019.3.1
Production:櫻井栄一 Sakurai Eiichi
Clothing production:櫻井貴容子 Sakurai Kiyoko
Gopanya woody unit:ミサト Misato. マルボーロ Marubouro
Osaka unit: メグミ Megumi. トモコ Tomoko. リホ Riho
Hiroshima unit:ケイコ Keiko
Pisara Toivoa Jewelry unit:ユミ Yumi
Kumamoto unit:キミエ Kimie. アイ Ai. サチエ Sachie. イナミ Inami

そこにレースがありました。
パリとバンコクで手に入れたレースでした。
レースの伝統文化は、西欧では400年の歴史です。
日本の洋装は、100年前のアッパッパーからで、レースの歴史も同時に始まります。
日本人のわたしが、パリとバンコクの様々なレースを、湧き上がる衝動のままに組み合わせ、切り抜き、縫い合わせる。
作品を作るメディウムとしての布地の産地になれば、もっともっと多国籍です。
素材が多様過ぎて、わたしがレースをアプロプリエーションしているのか、レースが私をブリコラージュしているのか、分からなくなる。
わたしはしていませんけどね、どちらも。
創っているだけです、作品を。
アプロなのだか、ブリコラなのだか、そんなところにわたしはいないし、わたしの服を選んで頂いた、あなたもいません。
わたしたちがいるのは、素晴らしいレースで出来上がった服を手に取っている、今という時間と場所です。
ここにあるのは、世界で唯一のあなただけの宝物。
過ぎ去った過去というデータベースと、まだ書きこまれていないソースコードの間にあり続ける、輝かしい瞬間の今。
レースに中毒した、レースマニアな最高の作品と出会って頂きたいのです。
レースの歴史だろうが、アッパッパーの歩みだろうが、今という瞬間から眺めれば、どこかの歴史サーバーに格納された、閲覧可能な過去記事なのです。
でも、ハッキリと感じることがあります。
わたしは確かに、歴史サーバーのデータベースから感じています。
わたしへと流れ込んでくる、レースへと注ぎ込まれた、連綿とした先人の情熱の脈動を。
人種や性別、国家を超越して、その情熱の脈動は人から人へ編まれ、織り込まれ、引っ張られ、拾われ、締められ、繋がって、わたしのもとへやってきました。
レースとは、400年の歴史の中で編まれた人々の情熱の脈動が、形として現されたものに違いないのです。
そこにレースがありました。
パリとバンコクで手に入れたレースでした。
レースがわたしを呼びます。
もっと美しくなりたいと。
誰かの肌身を飾りたいと。
創りたいという衝動が駆け抜ける。
その衝動がどこから来るのか、わたしは知りません。
そのレースの歴史がどこから来たのかも、わたしは知りません。
知らなくても、創ることはできます。
わたしが創らなければこの世に存在できない服たちを。
だから創り出さずには、いられないのです。
レース(過去)、創るわたし(今)、着て頂くあなた(未来)という結節点を生み出すことを、創造というのでしょう。
過去・今・未来が織りなす綾を、レースマニアとして作品に創り上げます。
 
ACT.7
異郷
Strange Land.
2019.1.19

Production:shooting 櫻井栄一 Sakurai Eiichi
Clothing production 櫻井貴容子  Sakurai Kiyoko
Purchasing of fabrics:Picture taken place
Paris,bangkok,japan
Ring production:Pisara Toivoa Jewelry
 
2006年、モードが終焉を迎え始めた年に、衝動のまま異郷(パリ)へ住み始めました。それから約1年間、パリに住みました。
その後も、新たな異郷を求め、世界の様々な場所へ向かいました。
フィレンツェ、ローマ、アムステルダム、オッテルロー、ロンドン、ウェリンバラ、バルセロナ、ブリュッセル、フランクフルト、カッセル、アントワープ、台北、ハノイ、バンコク。
世界の至る所で、衝動のまま魂が入った物に出会います。
そして、とうとう魂がこもった布地と出会いました。
2019年、日本のモードはもう終焉しています。
消費材としての、売れるものしか作らなくなった日本のモード界は、新しいモードの姿を描けなくなってしまいました。
そんな日本の状況の中、モヒカンポシェットは世界でたったひとつを作り続ける、熊本のパーソナルメゾンです。
まるで絵画や彫刻、インスタレーションのように、完全オリジナルの1点ものを制作し続けること。
消費材としての服という存在に、抗い、反旗を翻し、世界にひとつしかない女性達の体に見合う服を、衝動のまま創造し続けています。
均質化した日本のモード界の中で今や、モヒカンポシェット自体が、「モードの異郷」へと変貌を遂げます。 
これからも、未来に出会う誰かの宝物を創り続けて参ります。
 
 

 ACT.6 
デコレーションマニア
Decoration Mania
 
 2018.9.2

Production 櫻井栄一 Sakurai Eiichi
dancer トモコ Tomoko.ミウナ Miuna.ミサト Misato.ミチヨ Michiyo.メグミ Megumi.モヒカン Mohikan.リホRiho
Event スーク クリエーターズ フェスティバル2018. Souq Creators Festival 2018.
Dance place 阪急うめだ本店 9階 祝祭広場. Hankyu Umeda Main Store. 9th floor. Festival Square.
 
デザイナーとお客様が歌っておどる!
コンテンポラリーダンス映像です。
モヒカンポシェットは過去に度々、展示会場でコンテンポラリーダンスの公演を行って参りました。
今回は、阪急うめだ本店、9階祝祭広場にて公演した映像です。
スーククリエーターズフェス2018の9階祝祭広場に出展したブランドは、全てのブランドがパフォーミングアーツを、イベントの一環として行いました。
音楽のライブ、紙芝居、ファッションショー、生演奏に合わせたライブペイント他、様々なパフォーミングアーツが開催されました。
モヒカンポシェットが行ったのは、30分のレクチャーのみで、練習なしのぶっつけ本番のダンス公演です。
お客様とともにデザイナーが、特定のルールに従い会場を所狭しと動き回ります。
特定の振り付けはありません。
個々のダンサーに、全ての動きが委ねられています。
練習も何もない中で、ダンサーでもない演者たちのパフォーミングアーツで、ダンス公演は成立するのか?
この問いは、とても重要な意味を持ちます。
モヒカンポシェットの成り立ちに、深く関わるからです。
デザイナーは、完全なる独学で服の制作を学びました。通常のブランドデザイナーのキャリアの積み重ね方とは、全く違うアプローチで、現在のメゾンを創り上げています。
その状況自体を、コンテンポラリーダンスに当てはめています。
本来の自分のキャリアではない場所で、何事かを成立させる試みです。
現在あらゆる社会的階層で求められている、「多様性」を表現する最適な形として、今回のコンテンポラリーダンス公演を試みています。
軽やかに、あらゆる垣根を越えていく。
現代のしなやかで美しく、強い女性達へのオマージュです。
  

 ACT.5
アートからのインスパイア
 Inspired  by art.
2018.6.7
Production 櫻井栄一 Sakurai Eiichi
Cast 櫻井貴容子 Sakurai Kiyoko

Movie shooting location 撮影場所
Japan : mohikanpochette Kumamoto
China : Shanghai Pudong International Airport
France : Charles de Gaulle Airport, Paris Gare du Nord
Belgium : Brussels Grand Place, Fashion & Lace Museum, Brussels City Museum, Galeries Royales Saint-Hubert, Royal Museums of fine Arts of Belgium, Antwerp Central Station, Roman Catholic liturgy in the Antwerp
Cathedral
Nederland : Crawler Muller Art Museum
 
2018年5月、ベルギー、オランダ、フランスへの布地の仕入れ旅の映像を公開致しました。各国では、様々な形のアートに触れています。
今回は特に初めて訪れたベルギーの美術館と、オランダのオッテルローにあるクレラーミュラー美術館に焦点をあてて映像作品にしています。
上記の撮影場所以外にも、イヴサンローラン美術館、パリ装飾美術館のマルタン・マルジェラ展も観覧しています。
モヒカンポシェットが創る服作品の、イメージの重要な泉源の一つがアートに触れる事です。
古典的なアート、現代アート、伝統工芸、博物館、歴史的建造物、最新の建築物等、世界は人の手で作りだされた美しい物や面白い物、謎に満ちた物で溢れています。
そういった様々な物が集められ、手入れされてキュレーションされて展示される場所へ踏み入れるだけで心躍ります。そこには先人から手渡される、素晴らしいイメージの贈り物が、溢れんばかりにあるからです。
アイザック・ニュートンの論を俟たず「巨人の肩の上に立つ」経験をさせてくれるのが、優れたアートの力だと思っています。
さらに、ここから先へどうやって行くのか?という問いを突き付けてくるのも、優れたアートの真価です。
私はアートから力を受け取り、インスパイアされ、新しい服作品へ挑み続けています。
 
 

 ACT.4 
パンクミュージカル
大阪編
 Punk Musical Osaka Edition
 
2017.10.29

Production 櫻井栄一  Sakurai Eiichi
Dancer アキコ Akiko. トモコ Tomoko. ミウナ Miuna. ミサト Misato. ミチヨ Michiyo. メグミ Megumi. モヒカン Mohikan. リホ Riho.
Camera トウイチロウ Toichiro. ヨシダクン Yoshidakun.
Photo トモミツ Tomomitu. アリー Ary
Musics 林竜馬 Hayashi Ryuma.

デザイナーとお客様が歌っておどる!
パンクミュージカル大阪編です。
阪急うめだ本店、10階うめだスーク中央街区にて公演した、パンクミュージカルを撮影した映像を、編集しました。
パンクミュージカルとは何か?先ず、パンクの部分の説明が必要と思われます。モヒカンポシェットというメゾンの名前もパンクに関わってきます。モヒカンポシェットは、パンクのことを世界に対する態度表明だと信じています。
既成の概念を鵜呑みにしないこと。やりたいと思ったことは、自分でやること。衝動に突き動かされることを良しとする。
ファッションアイコンとしてのパンクとは、何の関係もありません。
パンクミュージカルの発想のもとは、単純にミュージカルをやりたい!ということでした。それを実現するには、お客様と一緒にやることが不可欠です。
百貨店の売り場で、プロのダンサーではない人々が、ミュージカルをする。このこと自体が非常にパンクなことです。
練習は1日で終わること。
大阪編は、大阪のお客様とご一緒するので、全員での長い練習時間は不可能です。練習はほとんど、各自の個人練習という形になりました。
不可能性が高い企画でしたが、皆様のご協力のもとに楽しくやり遂げることができました。
映像は、2回公演分を混ぜて構成してあります。
 


 ACT.3 
パンクミュージカル
熊本編
  Punk Musical Kumamoto Edition
 
 2017.9.30

Production 櫻井栄一  Sakurai Eiichi
Dancer イナミ Inami. エミ Emi. マルチャン Maruchan. ミサト Misato. モヒカン Mohikan.
Musics 林竜馬 Hayashi Ryuma.   Matsumoto Hitoshi.
 
デザイナーとお客様が歌って踊る!
パンクミュージカル熊本編です。
2017年10月に、阪急うめだ本店10階うめだスーク中央街区で公開する「パンクミュージカル」の制作を兼ねた、映像作品を制作しました。
熊本のモヒカンポシェット店舗にて、振り付けを考えながら、頭から通しで映像を撮影していきました。
ミュージカルの音楽は、前半パートはハイロウズの「ガタガタゴー」をMatsumoto Hitoshi のピアノ演奏で録音しました。
後半パートは、モヒカンポシェットで実際に録音したミシンの機械音、アイロン蒸気音、布に針を刺す音、ハサミで布を切る音を、リズムにミックスしたオリジナル音源を林竜馬が制作しています。
音楽のもとになっているのは、Cvalda - Björk (Dancer in the Dark)です。歌のメロディーラインを踏襲しています。
歌詞は書き下ろしたオリジナルです。
ミュージカルをやりたいと思った理由が、Dancer in the DarkのCvaldaシーンを観たからです。
やり方等、全く分かりませんでしたが、衝動のままに制作を開始しました。やりたいと思ったことをやる。それがモヒカンポシェットの信念です。
 
1曲目 ハイロウズ ガタガタゴー一部歌詞変更
働いて働いて働いてまた働く 
仕事より楽しいのはまた仕事 
休みたいなんて思ったこともない 
機関車みたいに走っていくよ 
24時間じゃ全然足りない 
全部ぶちのめせ湧き上がる衝動 
ガタガタゴー×6回繰り返し
 
2曲目 Cvalda - Björk (Dancer in the Dark)編曲
フレア フリル タック ドレープ ギャザー ダーツ ×2回繰り返し だいたいヒダ
生地を触ってイメージをふくらませて 
ボディーにあててイメージをふくらませて 
ラインが見えたら ハサミでカット 
ミシンが走る衝動のままに 
ミシンが走る衝動のままに 
ミシンが走るイメージを確信して 
ミシンが走る衝動のままに 
糸がつなげる イメージの先に 
最高のシルエット ここに生まれる 
なんでつくるの?
Aライン バルーン クラシック キッチュ フェミニン パンク ×2回繰り返し
ミシンが走る衝動のままに 
ミシンが走る衝動のままに 
世界でたったひとつの宝物 
あなたに届け 
届け 
届け
  


ACT.2
布地の仕入れ
Purchase of fabric
2017. 2.11

Production 櫻井栄一  Sakurai Eiichi
Cast 櫻井貴容子 Sakurai Kiyoko
1999年日本、熊本市の片隅で、モヒカンポシェットの歴史が始まりました。
理学療法士として10年働く傍らに、布の仕入れ、デザイン、縫製を全て独学で学びました。
2010年熊本城下町、新町にアトリエ兼店舗を開店しました。築110年の風情ある町屋を自分達の手で、リノベーションしました。
年2回のパリを中心に世界各国へ、布地と作品素材の買い付けを行っています。
様々な都市の布問屋へ、直接行って布を見て仕入れています。
訪れた都市はロンドン、ウェリングボロー、バルセロナ、フランクフルト、カッセル、アムステルダム、オッテルロー、ブリュッセル、アントワープ、ローマ、フィレンツェ、台北、ハノイ、バンコク等。これからも布地を探して、様々な都市を訪れて行きます。
布に触れた瞬間
湧き立つ衝動のまま
そこから生み出される
流行に左右されない
世界にたったひとつのあなただけの宝物。
モヒカンポシェット は今日も作品を創り続けています。
  


ACT.1
衝動
IMPULSE
2016. 12.25

Production 櫻井栄一  Sakurai Eiichi
Cast 櫻井貴容子 Sakurai Kiyoko
布地の仕入れ、デザイン、完成まで一人で行う熊本のメゾンです。
型紙を採らず、立体裁断で、湧き上がる衝動のまま布を裁断し、1点物のオリジナル作品を制作します。
買い物に行っても、欲しいものがないことから、自分でポシェットを作るようになりました。
ポシェットの数が増えてきたので、作品展を美容室の片隅で始めたのが、キャリアの始めでした。
お客様から、ポシェットに合う服の制作依頼を受けたのが、服作品の始まりです。
10年間理学療法士をしながら、傍らで制作工程の全てを独学で習得しました。女性の身体の美しいラインを、構造のレベルから理解し、流行に左右されない、世界にたったひとつを作り続けています。
  

服と本パフォーマンス
大阪編
Clothes and books Performance
Osaka Edition
2015. 11.28

Production 櫻井栄一  Sakurai Eiichi
Dancer カオリ Kaori. マイ Mai. ミチヨ Michiyo. モヒカン Mohikan.
 秋冬コレクション【服と本】の会場の、インスタレーション内で行われたコンテンポラリーダンス公演大阪編です。
デザイナーとお客様が踊っています。
モヒカンポシェットが企画する、初めてのダンス公演です。決められたルールに従って動いています。振り付けは、各自が自ら考えた動きをしています。
2時間程のレクチャーのあと、すぐに本番という流れで公演しました。
プロダンサーではなくても、練習しなくても、百貨店でダンス公演はできるのか?というほとんど無謀な企画です。
【服と本】の共通点は、想像力さえあれば可能性と広がりが無限にある、というところです。想像力で、現実を変えたい。
百貨店の売り場でできることの可能性を、押し広げること。何かを売るだけの場所という先入観から、解き放ちたい。
お客様とともに文化的な交流ができて、新たな価値観を立ち上げれば、百貨店の売り場の可能性は広がります。
この企画は、モヒカンポシェットの記念碑的なものになりました。
  

服と本パフォーマンス
熊本編
Clothes and books Performance
Kumamoto Edition
  2015. 11.16

Production 櫻井栄一  Sakurai Eiichi
Dancer キミエ Kimie. アイ Ai. サチエ Sachie. エミ Emi. モヒカン Mohikan.
2015年11月に、阪急うめだ本店うめだスーク中央街区にて公演予定のダンスパフォーマンスの制作を兼ねた映像作品です。
デザイナーとお客様が踊っています。
最初に動きのルールがあり、ダンサー自らが考えた動きで音楽に合わせて踊ります。
動きのルールは、モーリス・ベジャールのボレロから連想したものになっています。ダンサー各々動いていますが、あるタイミングで動きが一致するときに不思議な高揚感があるダンスです。
ダンサーが音を出している道具は、キッチン用具です。まな板とめん棒、しゃもじ、小豆を入れたガラス瓶、泡立て器とステンレスボウルを使用しています。
撮影場所はモヒカンポシェット店舗になります。